
着磁解析(F-MAGの着磁解析事例参照)で解析された永久磁石をクローポール型モータに組み込み、発生するコギングトルクをF-MAGで解析しました。 今回の解析対象は、図1に示すような、直径が35mmのクローポール型ステッピングモータで、内部構造は図2~3のようになっています。 |
![]() 図1 クローポール型 ステッピングモータ 外観図 |
![]() 図2 クローポール型ステッピングモータの断面図 |
![]() 図3 固定子分解構造図 |
生じる磁界の対称性を考慮して、今回の解析領域を図4のように定義し、図5のような1/12の解析モデルとしました。 | ![]() 図4 解析領域 |
![]() 図5 解析モデル |
![]() 図6 固定子 |
解析結果は次のようになりました。
![]() 図7 コギングトルク |
![]() 図8 回転による磁束密度分布の変化 ( アニメーション ) |
![]() 図5 磁束密度コンタ図(単位:T) |
![]() 図6 磁束密度コンタ図(単位:T) ( 空気領域非表示 ) |
なお、今回の解析に於きましては、下記の文献を参考とさせていただきました。
参考文献
「最新有限要素法による電気・電子機器のCAE」
伊藤昭吉、河瀬順洋共著
森北出版株式会社