1. Home>
  2. CAEソリューション>
  3. 高周波電磁場/電磁界解析ソフトウェア F-WAVE>
  4. パッシブタグリーダの高周波電磁界解析事例
電磁界 有限要素法 周波数応答

パッシブタグリーダの高周波電磁界解析事例

RFID関連機器の高周波電磁界解析

RFID関連機器内の電磁波を電磁界解析ソフトウェア F-WAVEで評価解析を行ないました。

今回は、タグリーダのスリットからマイクロ波を放射した時に、通信可能距離がどの程度まで可能かシミュレーションしてみました。

導波管の外観は図1、図2の通りです。

解析モデルは発生する電磁界の対称性を考慮し、1/2モデルとしました。

RFID関連機器の電磁界解析 モデル外観

図1 外観図
RFID関連機器の電磁界解析 モデル外観拡大図

図2 開口部付近の拡大図

図3は導波管内部および開口部近傍の電界分布です。
マイクロ波入射時における瞬時値です。

RFID関連機器の電磁界解析 電場/電界分布

図3 電界分布コンター図 (単位:V/m)

図4は導波管内部および開口部近傍の磁束密度分布です。

RFID関連機器の電磁界解析 電場/電界分布

図4 電界分布コンター図 (単位:T)

図5は導波管の開口部の上側に10mm離れた付近の電界分布を表しているグラフです。

RFID関連機器の電磁界解析 電場/電界分布グラフ

図5 電界分布コンター図 (単位:T)

図6は導波管の開口部の上側に100mm離れた付近の電界分布を表しているグラフです。

RFID関連機器の電磁界解析 電場/電界分布グラフ

図6 電界分布コンター図 (単位:T)

今回は導波管のスリットの外側の電界分布を解析し、導波管の形状がタグとの通信に十分耐えうるかどうの確認を目的としました。
他にも、導波管の各ポート情報の確認、Sパラメータの計算によるマイクロ波の伝送特性の評価などを行うことができます。

この評価解析は高周波電磁界解析ソフトウェア F-WAVE で行いました。

F-WAVE につきましてこちらへ

評価解析につきましてこちらへ

この解析結果につきまして詳細な内容をご希望の方は、資料請求ページの「ご質問/ご要望等」欄にその旨ご記入ください。

※各商標または商品名はそれぞれの所有権保持者の商標または登録商標です。