溶融溶接シミュレーション事例
2枚のロール状板金の溶融溶接
2枚の板金の端部を接触させてその部分に交流電流を流すとジュール効果により発熱します。
その発熱を利用して溶接する溶融溶接を、磁界解析ソフトウェア F-MAG でシミュレーションしました。
交流電流では逆起電圧による逆向きの電流が発生して相殺されるため、実際の電流値はその分小さくなります。
溶融溶接
溶融溶接のモデル化
※ ケーブルの太さは実際にはかなり細いと想定されますが、正式な解析では実際に太さに合わせてモデルを作成すれば、特に問題はありません(今回は簡易解析です)。
※ 板金も今回は簡易解析のため、 側面の計算結果が見やすいように敢えて厚くしました。
メッシュモデル
空気を含むメッシュモデル外観図
板金とケーブルのメッシュモデル外観図
電源ケーブルへの電圧および周波数
電流密度分布コンター図 (単位: A/m2)
電流密度ベクトル線図 (単位:A/m2)
磁束密度分布コンター図 (単位:T)
磁束密度ベクトル線図 (単位:T)
この解析は磁界解析ソフトウェア F-MAG で行いました。F-MAG についてはこちらへ
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